制作苦労話
先日店にて、
プラスチィック製の、「バーベルの重り」のダミーを
時計に制作してほしいとの依頼があり・・・
詳しく聞くと、
基地内で行われる、「ボディービル」の大会で、
上位入賞者の副賞として、プレゼントするものらしく・・・
見本もあり、プラスチックならイケる!と、安請け合い・・・
ダミーのウエイト裏面(ムーブメントとフックを仕込んだ状態)
彫り込んでフックをつける位の作業予定が・・・
なんと軸の穴が、「金属」しかも・・アルミならまだしも、鉄・・・
覚悟を決めて・・・、
切削を試みるも、木工用では刃が立たず断念・・・
鉄軸スリーブが段付きで、プレス抜きも出来ず・・・
提供予定のムーブメントや針が届かず、自作・・・
仕様変更で「作り方見え方」に頭を悩ませ・・・
試行錯誤の末、予定の数倍の工程を踏んで・・・
どうにかこうにか完成!!
後日担当の方の笑顔を見て、ようやく肩の荷がおりた
WOODYはる房でした。。。
完成形だけを見ると、そんな苦労が一ミリも
見当たらない出来栄え!?。
(両面の軸部分は木ですよ!違和感無し・・?)
制作や創造は・・・苦労した分、完成した時の喜びと
お客さんの笑顔が、作り手にとって、なによりの
「ご褒美」ですね!!
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